A病棟における「看護を語る会」開催1ヶ月後の認識と看護実践の変化

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タイトル別名
  • Changes in recognition and nursing practice after narrative-based reflection A qualitative research.
  • A ビョウトウ ニ オケル 「 カンゴ オ カタル カイ 」 カイサイ 1カゲツ ゴ ノ ニンシキ ト カンゴ ジッセン ノ ヘンカ

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説明

先行研究では、「看護を語る会」は承認ややりがいを高めることができる等の効果が示されているが、開催後一定期間をおいても同じ効果が期待できるのかを検討した文献は見当たらない。今回、A病棟における「看護を語る会」開催1ヶ月後に、参加した看護師の認識と看護実践がどのように変化したのか明らかにするため、参加した6名の研究対象者に、1ヶ月後にインタビューを実施し、質的帰納的分析を行った。「認識の変化」について【よりよい看護を目指す姿勢が生まれた】等5カテゴリーが抽出された。「看護実践の変化」については【より患者、家族の気持ちに配慮して話が聞けるようになった】等5カテゴリーが抽出され、その内容は「看護を語る会」で語られた具体的な看護実践の内容に沿っていた。「看護を語る会」は、1ヶ月後も対象者の認識や看護実践の変化につながっており、看護をより良くする意識も高めることに寄与していると考えられた。一方で、印象に残った内容でも実践の機会がなかったり、時間経過により徐々に記憶から薄れていくことも明らかとなり、日常的に看護を語る仕組みを検討することが必要であると考えられた。

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