藁であそぼう ─自然素材をつかった幼児教育と表現の芽生え─

書誌事項

タイトル別名
  • ワラ デ アソボウ : シゼン ソザイ オ ツカッタ ヨウジ キョウイク ト ヒョウゲン ノ メバエ
  • Play with Rice Straw — Early Childhood Education Using Natural Material and Beginning of Art Expression —

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説明

幼稚園においておこなった藁をもちいた「感覚あそび」を紹介,考察する。藁は,日本の基層文化に根差した自然素材である。大量の藁を準備して,子どもたちは,五感と体全体を十分に働かせ,様々な気づきや発見をし,みずから遊び方やルールをつくり,そして,何かをつくったり,何かに見立てたりして表現したりしながら,藁との遊びを楽しんだ。それは,ほどよく細くて,長くて,やわらかくて,定形がなく,そして比較的簡単に入手できるといった藁がもつ特徴と,子どもの遊び心とがマッチしたことによる。量産の工業製品による遊具や玩具があふれている今日,あえて,自然素材そのものである藁を,子どもの遊びに取り入れる意義は大きい。

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