中国の大学生における日本的人的資源管理の容認

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タイトル別名
  • Acknowledgement of Chinese University Students toward Japanese Human Resource Management
  • チュウゴク ノ ダイガクセイ ニ オケル ニホンテキジンテキ シゲン カンリ ノ ヨウニン

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抄録

110009393920

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本稿の目的は、中国における日本語学科の大学生は、日本的人的資源管理(以下では、日本的HRMとする)を容認しているという命題を検証することである。具体的には、以下の仮説を検証する。仮説1:日本語学科の大学生は英語学科の大学生よりも日本的HRMに対する意識が高い。仮説2:日本語学科の大学生自身の日本的HRMに対する意識は、日本人ならどう考えるのかという意識と類似した意識である。仮説3:英語学科の大学生自身の日本的HRMに対する意識は、日本人ならどう考えるのかという意識よりも低い。仮説検証の結果からは、日本語学科の大学生と英語学科の大学生は、日本人は「年収は年功要因で決まる」、「企業の価値観を受け入れる」、「内部昇進が中心」といった3項目を重要に考えていると認識していることが示された。日本人ならどう考えるのかに関する追加分析の結果からは、日本語学科の大学生は英語学科の大学生よりも日本的HRMを容認していることが示唆された。

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