LinuxのUSBデバイスドライバの抽象化に関する考察

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Abstraction of USB Device Drivers on Linux
  • Linux ノ USB デバイスドライバ ノ チュウショウカ ニ カンスル コウサツ

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説明

デバイスドライバの作成には,オペレーティングシステム(OS)やデバイスに関する多大な知識を必要とする.またデバイスドライバは各OS,各デバイスごとに作成しなければならない為,デバイスドライバの開発者にかかる負担は大きいものとなっている.本研究では,デバイスドライバの開発にかかる負担を軽減し,デバイスドライバ開発者の作業の分担化を目的として,デバイスドライバのソースコードの抽象化を行う.本稿では,抽象化につなげる為の事前研究として,LinuxのUSBデバイスを対象とし,複数のデバイスドライバのソースコードを解析し,デバイスドライバの一関数であるPROBE関数のアルゴリズムを定義し,そのアルゴリズムに従ってコードを分割する.またDISCONNECT,open,close関数の分割についての考察も行う.この結果,デバイスドライバのひな型と呼べるものができ,デバイスドライバのコードを書く上での指針を示すことが出来た.

収録刊行物

  • 情処研報. OS

    情処研報. OS 2004 (OS-97), 9-16, 2004-08-01

    情報処理学会

参考文献 (9)*注記

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