現行の銀行破綻処理法制の考察 : 破綻処理事例と基本的な考え方、論点・課題の整理

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  • ゲンコウ ノ ギンコウ ハタン ショリ ホウセイ ノ コウサツ : ハタン ショリ ジレイ ト キホンテキ ナ カンガエカタ 、 ロンテン ・ カダイ ノ セイリ

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抄録

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現行の銀行破綻処理法制は、1998年に金融再生法により導入され、2000年改正預金保険法により恒久的な制度として、「金融整理管財人制度・承継銀行制度」「金融危機対応措置」が整備された。そして、2014年改正預金保険法により、市場型のシステミックリスクに備える枠組みとして「秩序ある処理」が導入された。 世界金融危機を経て、米国・欧州において、金融システム上重要な影響を与える金融機関等の破綻処理のための法制が整備され、こうした潮流に対し、様々な論点・課題が議論されることとなった。本稿は、日本の現行の銀行破綻処理法制の枠組み、破綻処理事例を確認した上で、今後の論点・課題について考察した。

収録刊行物

  • 地域総合研究

    地域総合研究 (22(Part1)), 7-43, 2021-07-31

    松本大学地域総合研究センター

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