開発に関わるバングラデシュ社会の問題とその歴史的背景 : 東ベンガルの社会形成史

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タイトル別名
  • カイハツ ニ カカワル バングラデシュ シャカイ ノ モンダイ ト ソノ レキシテキ ハイケイ : ヒガシベンガル ノ シャカイ ケイセイシ
  • Development Issues of Bangladesh Society and Their Historical Backgrounds : History of Social Formation of East Bengal

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抄録

本稿では、社会・経済の開発において様々な課題を抱えているバングラデシュ社会の特徴とその歴史的な形成過程について、1947年にイギリスからパキスタンの一部として独立するまでの期間を対象として論じた。まず、ベンガルの地理的特徴、ベンガル人のルーツ、ベンガル語の形成過程、そしてベンガルがバングラデシュとインド・西ベンガル州という異なる国家に分かれた経緯について、簡潔に整理した。そのうえで、バングラデシュが現在抱えている、或いは近年まで抱えていた様々な重要な問題の歴史的な形成過程について論じた。取り上げたのは、零細農や農業労働者が多く主食である米さえ輸入する状況、工業化の遅れ、女性の地位の低さ、そして初等教育の遅れ、である。

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