-
- Usuki, Arimitsu
- 京都大学生存圏研究所生物機能材料分野
Bibliographic Information
- Other Title
-
- <総説>ナノセルロースヴィークル(NCV)プロジェクトの成果について
- ナノセルロースヴィークル(NCV)プロジェクトの成果について
- ナノセルロースヴィークル(NCV)プロジェクト ノ セイカ ニ ツイテ
Search this article
Abstract
セルロースナノファイバー(CNF)は、高強度、低熱膨張、低密度などの特徴を持つバイオ材料であり、植物などの様々なセルロース源から製造される。CNFはカーボンニュートラルで再生可能な素材であり、それを樹脂中に分散させることにより、樹脂が補強される。その技術を主に利用することにより2016年10月からナノセルロースヴィークル(NCV)プロジェクトを実施した。ここでは自動車の軽量化により、排出される二酸化炭素(CO₂)の削減につながり、地球温暖化対策への貢献を目的とした。国内の大学や研究機関、自動車メーカーなど22の機関が協力して実施した。東京モーターショー2019では、CNFを使用した13個のCNF部品を搭載したコンセプトカーを展示し、国内外にそのポテンシャルを発信した。その評価結果では、CNFベースの材料を使用することで、自動車部品の軽量化に有利であることが実証できた。
Journal
-
- 生存圏研究
-
生存圏研究 17 42-50, 2021-11-19
京都大学生存圏研究所
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050572244968416128
-
- NII Article ID
- 120007183794
-
- NII Book ID
- AA12127944
-
- HANDLE
- 2433/267465
-
- NDL BIB ID
- 031840630
-
- ISSN
- 1880649X
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- departmental bulletin paper
-
- Data Source
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles