<総説>東日本大震災から10年を迎えて(福島県における支援研究)

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書誌事項

タイトル別名
  • Ten years of the collaborative research in Fukushima prefecture since the Great East Japan Earthquake
  • 東日本大震災から10年を迎えて : 福島県における支援研究
  • ヒガシニホン ダイシンサイ カラ 10ネン オ ムカエテ : フクシマケン ニ オケル シエン ケンキュウ

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抄録

2011年3月11日に発生した東日本大震災から、10年の月日がすでに経過しつつある。我々は震災直後から福島県に赴き、現地での復興支援研究に携わってきた。現在も連携支援を模索しながら、研究活動、および研究成果を議論するシンポジウムを定期的に開催している。特に震災直後には、放射性セシウムの除去のため、いち早く微細気泡技術に着目し、除染実証事業として現地での実証実験を行った。また、その後の福島県との新しい共同研究として、観葉植物の延命などの微細気泡技術の農業利用や、長期間にわたる環境放射能のリアルタイムモニタリングなど、10年を経過しつつある現在でも国際的・学際融合的研究を幅広く続けてきている。本稿では、我々の福島県での研究に関する成果、および公開シンポジウムについてのこれまでの活動をまとめ、今後の連携支援研究にもつながる形として、ここに報告するものである。

収録刊行物

  • 生存圏研究

    生存圏研究 17 1-15, 2021-11-19

    京都大学生存圏研究所

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