アシュヴァゴーシャ・アンソロジー : 鳩摩羅什訳文献に見られる馬鳴の詩作品

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タイトル別名
  • アシュヴァゴーシャ ・ アンソロジー : クマラジュウ ヤク ブンケン ニ ミラレル バメイ ノ シサクヒン
  • Asvaghosa's Lost Verses Found in Kumarajiva's Chinese Translations

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抄録

『大智度論』や『坐禅三昧経』などの鳩摩羅什による漢訳文献には、インドの仏教詩人アシュヴァゴーシャ(馬鳴)の創作とみなされる詩作品が何のクレジットもなく、そのまま韻文で、あるいは散文化して大量に埋め込まれていることが筆者による梵文『三啓集』写本の解読研究によって判明している。『三啓集』の偈の多くは、元はアシュヴァゴーシャの失われた『荘厳経論』の偈であった可能性が極めて高いが、本稿では、鳩摩羅什文献に確認され、これまで未発表であった『荘厳経論』と推定される偈を『三啓集』から抜き出して和訳とともに紹介する。

三啓

坐禅三昧経

大智度論

荘厳経論

無常経

identifier:BR010600011119

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