身寄りのない独居高齢者の身元保証問題に対する 医療ソーシャルワーカーの望ましい支援とは  -兵庫県・岡山県の実態調査より-

書誌事項

タイトル別名
  • Investigating the ways of support by Medical Social Workers for fi delity guarantees (Mimoto-Hosho) of lonely elderly who have no relatives:From actual conditions in Hyogo and Okayama prefecture
  • ミヨリ ノ ナイ ドッキョ コウレイシャ ノ ミモト ホショウ モンダイ ニ タイスル イリョウ ソーシャルワーカー ノ ノゾマシイ シエン トワ : ヒョウゴケン ・ オカヤマケン ノ ジッタイ チョウサ ヨリ

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抄録

本研究は,「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」(以下,「ガイドライン」という.)が医療機関において活用され,身元保証問題に対応できているのかどうか検証するとともに,身寄りのない独居高齢者の身元保証問題に対する医療ソーシャルワーカーの望ましい支援とはどのようなことであるか明らかにすることを目的とした.先行研究レビューおよび兵庫県・岡山県の医療ソーシャルワーカーに対する質問紙調査の分析結果と考察から次のことを結論として得た。1つは「ガイドライン」が周知されていないため、活用されておらず、十分に対応できていないということ である。もう1 つは、身寄りのない独居高齢者の身元保証問題に対する医療ソーシャルワーカーの望ましい支援のあり方である。それは第1 に「成年後見制度,生活保護制度などの活用を図る」こと,第2 に「地域の協力を得て,多職種多機関連携の要となる」こと,第3 に「本人への説明と信頼関係の構築を図る」ことを結論として導いた。

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