Bibliographic Information
- Other Title
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- 《 コジキ 》 ソウオンセツ カンジシヨコダイ カンゴシイ
- A Study on Disyllabic Words in Kojiki : Focusing on the Words of Ancient Chinese Origin
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Description
『古事記』は全書約46000字あり、字種は1486字である。本稿は先行研究に基づき『古事記』の二字漢語を2332語抽出し、それぞれの使用頻度を整理した。その上で日中同形語について、『漢語大詞典』が提示する典拠の初出時期に基づき4つの異なる時代に分類し、『古事記』に使用された二字漢語の時代的特徴を考察した。そのうち727語は唐代までの古典籍に用例をもち、『古事記』が中国語語彙史と密接な関係にあるとわかった。本稿の考察を通して『古事記』が当時の最新の漢字語を多く採用していた事実が明白になったと同時に、中国語由来の漢字語の意味範疇を越えて、日本語独自の発展傾向を見せる一面も確認できた。
Journal
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- 語学教育研究論叢
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語学教育研究論叢 39 1-12, 2022-03-01
東京 : 大東文化大学語学教育研究所
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050573407667168896
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- NII Book ID
- AN10065440
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- ISSN
- 09118128
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- NDL BIB ID
- 032016406
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- Text Lang
- zh
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL