不登校の保護者への心理教育的支援による親子関係改善の取り組み:オンライン調査と参加型親の会の効果測定

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不登校の子どもをもつ母親の心理的負担や過大なストレスについては多くの研究で指摘されている。調査1 では, 全国の不登校の子どもを持つ保護者を対象にネット調査を行い, 保護者の気持ちや気分,実際の支援ニーズを明らかにした。その結果,保護者は慢性的な高ストレス状態にあり「, 先生やスクールカウンセラーとの面談」はもとより「不登校の親の会」のような多様な支援を求めていることが明らかになった。調査2 ではコロナ禍でも実施可能なオンライン「不登校の親の会」を開催し, 参加者(6 名)に呼吸法(瞑想)と描画法,創作活動(デコパージュ)と茶話会といったリラクセーションに参加してもらい, 参加者の心身状態や気分の変化を一時的気分尺度(徳田,2011)を用いて測定した。その結果, ほぼ参加者全員の気分改善が確認され, オンライン「不登校の親の会」において各種リラクセーションを実施することの有効性が確認された。

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