書誌事項
- タイトル別名
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- The role of the Kosakiewicz Sisters in Sartre’s and Beauvoir’s writings
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抄録
ジャン=ポール・サルトルとシモーヌ・ド・ボーヴォワールは,しばしば周囲の人々をモデルにして小説の中で描いている。なかでも,オルガ・コサキエヴィッチと妹のワンダ・コサキエヴィッチは,二人の作品に最もインスピレーションを与えた人物である。サルトル,ボーヴォワール,オルガの3 人は,1930 年代に慣習に支配されない新しい関係としてのトリオを試みるが,失敗に終わった。サルトルの小説『自由への道』のイヴィック,ボーヴォワールの小説『招かれた女』のグザヴィエールは,オルガをモデルにしており,怠惰,気まぐれ,激しさ,反抗といった性質を通して若さそのものを象徴している。しかし,怒りっぽさ,攻撃性といった,姉よりも激しい妹ワンダの性質も使われている。イヴィックとグザヴィエールという人物像の,共通点と違いに着目することで,サルトルとボーヴォワールのそれぞれの想像力や芸術的判断が照らし出される。
収録刊行物
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- 京都産業大学論集. 人文科学系列
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京都産業大学論集. 人文科学系列 55 119-132, 2022-03-31
京都産業大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050573407725638400
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- NII書誌ID
- AN0006019X
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- HANDLE
- 10965/00010693
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- ISSN
- 02879727
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB