コミュニケーションが困難な認知症高齢者への余暇支援 : 特別養護老人ホームの介護職員に対する質問紙調査を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Activity Support for the Leisure Activity of the Elderly with Dementia who is Difficult to Take Communication : A Questionnaire Survey of Care Staff in Special nursing Homes for the Elderly
  • コミュニケーション ガ コンナン ナ ニンチショウ コウレイシャ エ ノ ヨカ シエン : トクベツ ヨウゴ ロウジンホーム ノ カイゴショクイン ニ タイスル シツモンシ チョウサ オ トオシテ

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説明

本研究の目的は、特別養護老人ホームの介護職員が、コミュニケーションが困難な認知症高齢者に対する余暇支援をどのように認識しているかを明らかにすることである。特別養護老人ホームの介護職員を対象に独自の質問項目からなる質問紙調査において、有効回答が得られた153人の回答を分析した。介護職員における認知症高齢者への余暇支援に対する認識は、因子分析によって「利用者の意向の尊重」「地域の社会資源の活用」「余暇活動の充実」の3因子の構造から成り立っていることが示された。これら3因子は介護職員が認知症高齢者の余暇活動を支援するための視点であること、余暇活動において地域の社会資源を活用することを考える余裕がない状況があること、及び認知症高齢者の意向を尊重することで余暇活動を支援することに喜びと達成感、及び認知症高齢者の余暇活動の充実を図ることで満足感を抱いていると考察した。

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