書誌事項
- タイトル別名
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- A Research about the issues of Early Modern Composite States
- フクゴウ コッカロン トワ ナニ カ : トウザ ノ リロンテキ セイリ
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説明
近年,複合国家論(礫岩国家論,複合君主政論)は日本の西洋史研究において一種の流行の様相を呈していると言われるが,社団国家論や封建国家論との差異はどこにあるのか,それを研究する意義はどこにあるのか,という点については,未整理の部分も多い.本稿では近年の日本での研究動向を踏まえ,そこで提起された論点を整理した上で,日本とドイツの近世国家のあり方をどのような視座から比較するのかについて考察する.その際,現在の複合国家論が,近代の主権国家を「批判的に」考察するための多様な材料を提供することの意義と共に,研究者自身のスタンスが重要であることや複合国家の問題性についても問題提起をしたい.それを踏まえ,旗本日向氏とニーダーラインに関わる今後の拙論のための理論的枠組みを提示したい.
収録刊行物
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- 日本福祉大学経済論集
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日本福祉大学経済論集 (64), 17-37, 2022-03-31
日本福祉大学経済学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050573407753437824
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- NII書誌ID
- AN10367370
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- ISSN
- 09156011
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- NDL書誌ID
- 032392685
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ