ビジュアル・プログラミング環境「Scratch3.0」を用いた音響アプリケーションの開発

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タイトル別名
  • Development of Acoustic Application Software Using Visual Programming Environment "Scratch 3.0"
  • ビジュアル ・ プログラミング カンキョウ 「 Scratch3.0 」 オ モチイタ オンキョウ アプリケーション ノ カイハツ

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抄録

研究ノート

2020 年度より国内の小学校でプログラミング授業が必修化され、巷に開設された子供向けのプログラミング教室を含めて「Scratch」などのビジュアル・プログラミング開発環境が採用されている。米国MIT により開発された「Scratch」は、画面上でジグゾーパズルのようにブロックを連結させることによりビジュアルにプログラミングが可能である。一般に「Scratch」は、アニメーションやゲームのアプリケーションを開発するツールとして知られているが、多くのAPI が満載され、組み込みソフトを含め汎用的なソフトウェア開発が可能である。「Scratch」自体はJavaScript で実装されており、JavaScriptの関数に相当する構造化プログラミング機能や、マルチスレッド機能を活用した高度で大規模なアプリケーションを開発できる。マルチメディア機能として、現状の「Scratch3.0」には動画再生や3次元CG の機能は実装されていないが、波形オーディオ、MIDI、音声合成といった音響処理機能は実装されている。本稿では、「Scratch3.0」を用いた音響分野のアプリケーション開発の基本について紹介する。

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