地方都市における日中友好都市提携に関する考察(下) : 宇都宮市-チチハル市友好都市提携を例に

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タイトル別名
  • "The Study on Japan-China Friendship City Relations II: The Case of the Friendship City Relations between Utsunomiya-City and Qiqihar-City"
  • チホウ トシ ニ オケル ニッチュウ ユウコウ トシ テイケイ ニ カンスル コウサツ(シタ)ウツノミヤシ-チチハルシ ユウコウ トシ テイケイ オ レイ ニ

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抄録

本稿は栃木県宇都宮市が1984年に中国黒竜江省チチハル市と締結した友好都市協定の背景を分析するものである.宇都宮市がチチハル市と友好都市交流を開始する経緯においては宇都宮市民の中国,特に旧満州地域に対する感情が大きな影響を与えたと考える.「戦中派」の人々の「慰霊」という行為を軸に,その思想と行動に焦点を当て,宇都宮市のチチハル市との交流の背景とその意義について考察する.下篇となる本稿においては,陸軍第14師団の衛戍地となったことにより始まる宇都宮市とチチハル市の関係性とともに,戦後中国との民間交流を進めようとする個人や市の取り組みについて考察する.

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