沖永良部島サクダマタ古墓群7号墓出土人骨の放射性炭素年代測定

書誌事項

タイトル別名
  • Radiocarbon Dating of Human Skeletal Remains from No7 Tomb Part of Sakudamata Old Tombs, Okinoerabu Island
  • オキノエラブジマ サクダマタ コ ボグン 7ゴウ ボ シュツド ジンコツ ノ ホウシャセイ タンソ ネンダイ ソクテイ

この論文をさがす

抄録

鹿児島県大島郡知名町大津勘に所在するサクダマタ古墓群7号墓は、炭素14年代測定法(AMS-14C 法)による出土人骨の年代測定を行った結果、縄文時代晩期中葉頃と11世紀~12世紀頃(中世期)の少なくとも2つの時期に再葬墓として使用されたことがわかった。カムィヤキ小壺の破片も出土しており、当該墓は出土した人骨と遺物の両面から中世期に営まれたことがわかる。琉球列島で近世・近代に盛行した岩陰風葬墓の奄美群島における現段階の最古の事例となる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ