最大下運動での走速度増加に伴う腕振り動作について

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  • サイオオシタ ウンドウ デ ノ ソウ ソクド ゾウカ ニ トモナウ ウデ フリ ドウサ ニ ツイテ
  • The arm action with running speed increase in submaximal exercise

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本研究は中長距離走を専門とする男子大学生選手を対象に走速度増加に伴う腕振り動作について定量的に明らかにすることを目的とした。被験者には平均速度から算出した70%、80%、90%、100%の設定速度をトレッドミル上で走行してもらい、その様子を側方よりビデオカメラで撮影した。測定項目は上腕角度および肘関節角度とし、70%時と100%時について比較検討した。その結果、上腕では走速度増加により屈曲角度は増大したが、負の値を示した。また肘関節の屈曲角度も走速度の増加により増大した。上腕の屈曲角度の負の値は肘関節を積極的に前方に振り出すのではなく肩の回旋動作と同調した腕振り動作を行っていることが考えられる。また肘関節では走速度の増加に伴いより伸展位を示したのは、腕を後方へ引く際に肘の角度を開くことで脚動作をコントロールしていることが考えらえる。

identifier:AA12815608

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