絵画学習のワークショップ化に関する事例研究 ―絵が描けない人のためのインクルーシブアート教育の方法論から―

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タイトル別名
  • カイガ ガクシュウ ノ ワークショップカ ニ カンスル ジレイ ケンキュウ : エ ガ エガケナイ ヒト ノ タメ ノ インクルーシブアート キョウイク ノ ホウホウロン カラ
  • A Case Study of Learning Painting through Workshops (Participatory and Collaborative Learning) ―from the methodology of inclusive art education for beginning students of painting

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抄録

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本稿は、絵画の初学者のための学習方法とその背景にあるコンセプトを明らかにすることを目的とする。通常、アカデミックな絵画学習では見えるものをそのまま再現する写実的な技法を習得させるために、形態を捉え、色彩(色調)を合わせる造形的な学習を段階的進めていくのだが、絵が苦手もしくは描きたくても思うように描けない人には技能優先主義は不適切である。筆者は、絵画基礎実習I(入門)の授業をワークショップ化し、美術(アート)が技能ではなく考えること(思考)の身体知であることを体験的に伝え、絵画初学者の概念崩しをさまざまな方法で試みた。本稿はその実践の分析であり、絵画(芸術)の学習を通したものの見方の全体性の重要性を学ぶ報告である。

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