SNSを考慮した学級シミュレーションにおけるいじめ分析

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近年,若者の間でSNSが普及している.それに伴い,SNS上で起こるネットいじめが社会問題となっている.学級集団のモデル化に関する研究は,これまでにも広く行われてきたが,SNSにおけるコミュニケーションが考慮されていない.本研究は,学級集団と学級内のSNSをモデル化しSNSが友人関係に与える影響を分析することで,ネットいじめの防止・解決を目標としている.本稿では,青年期特有の友人グループとグループによるいじめを定義しシミュレーション実験を行った.その結果,SNSを導入することで友人リンク数の平均が増加する一方,いじめ数が増加した.これより,SNSがいじめを助長する可能性があることを確認した.

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