IEEE 802.15.4 Backscatter の実装実験

説明

IoT (Internet of Things) の展開には,微小な消費電力で,無線電力給電や小型ボタン電池の交換無しで製品の寿命まで動作するデバイスが必要である.従来の IEEE 802.15.4 規格を実現する送信回路は,D/A 変換器,局部発信器,直交変換器,パワーアンプで構成されていて,消費電力は数十 mW であった.Backscatter 方式の送信回路は,SPDT スイッチ素子 1 個と抵抗,コンデンサで構成されていて,数十 μW の消費電力で動作する.本稿では,文献[1]を参考にI EEE 802.15.4 規格の Backscatter 方式の送信回路を設計・製作して実験を行った結果,距離 3.5m 以上まで通信可能なことが確認できた.

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