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抄録

近年、ペンタブレットなどの入力デバイスの普及により、手書きによる記録においてもデジタル化が進んでいる。しかし、紙とペンで筆記する場合と比べて直接的な操作感が得にくいといった問題がある。本研究では、紙とペンによる筆記をリアルタイムにデジタル化し、筆記の経過をデジタルデータとして参照できること目指した。手法として、Webカメラで机上の用紙をAKAZE特徴量によりトラッキングし、ペンの筆跡を混合正規分布を用いた背景差分により抽出、差分を一定量ごとに保存することで、実時間における筆跡の差分を画像として保存した。結果、あらかじめ用紙に記入されている文字を特徴点としてトラッキングを行うことができ、黒のフェルトペンでの紙面への筆跡を、記入しながら差分として抽出することができた。

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