日本語の数字表現の意味的な分類について
書誌事項
- タイトル別名
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- A Semantic Classification of Japanese Numerical Expressions
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説明
機械翻訳などの自然言語処理システムの実用的な対象である科学技術文献の特徴の1つは、数字関連の表現が多く、かつ、重要な情報を担っていることである。日本語における数字関連の表現では、意味関係が構文的に明示されておらず、また、数字表現の表わす意味は多様である。数字表現の意味を決定するためには、どのような意味関係が存在するのかを適切に分類しなければならない。意味関係の分類という観点から考えると、数量表現の研究では、意味関係は、数量詞後置の研究との関連において議論されてきた。また、"名詞+の+名詞"の意味関係に関する研究がいくつか行なわれている。しかし、数字表現における意味関係の網羅的な分類はこれまで行なわれるに至っていない。本稿では、数字表現においてどのような意味関係が存在するのかを、構文の面と意味の面の両方向の視点で分類する。2.では日本語の数字表現の構文上のパターンを整理する。3.では意味関係の分類について述べる。4.では実際の文書での意味分類について述べる。
収録刊行物
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- 全国大会講演論文集
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全国大会講演論文集 第40回 (人工知能及び認知科学), 470-471, 1990-03-14
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047077634048
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB