突入電流波形パターンを用いた家電推定手法の提案

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抄録

近年徐々に浸透しつつある電力の可視化サービスに関し、個々の家電の使用状況を認識するためにはそれぞれの家電に消費電力測定用のタップを装着する必要がある。これは掃除機などの使用場所が一意に定まらず、コンセントの抜き差しが頻繁に行われる家電に対しては不都合である。ここで私は家電の突入電流波形を用い、使用中の家電を類推する手法を提案する。突入電流を使用する狙いは定常波よりも極めて大きく発生時間も一瞬であるため、複数家電使用時の電力波形を合わせて収集した場合でも合成波を分類し、個々の使用家電が識別できるものと考えている。最終的には家庭の配電盤一ヶ所で波形を観測し、家庭内の使用家電を識別することを目標とする。

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