F#を用いた非同期プログラミングによるユビキタスコンピュータ群の制御手法

抄録

ユビキタスコンピューティングでは,多数の小型コンピュータを分散,協調させて制御するためのプログラミングモデルが必要となる.ユビキタスコンピューティングは1種の分散システムであるためプログラムが複雑になり,また,一般の分散システムと比較して,コンピュータが小型であるためメモリやバッテリなどのリソースが少ない,コンピュータやネットワークの信頼性が低い,などの違いがある.そのため,一般のプログラミング言語ではプログラムを記述するのは困難である.本研究では,関数型プログラミング言語であるF#をベースとしたユビキタスコンピュータ群の制御手法を提案する.関数型プログラミング言語は命令型プログラミング言語と比べて,同じ処理を記述する場合のコード量が少なくなる,並列・分散処理の記述に有利となる.という特徴をもつ.また,副作用のないコードを記述でき,実行時エラーが発生しにくい.F#は,マイクロソフトがOCamlをベースとして開発している関数型プログラミング言語である.Visual Studioで開発やデバッグができ,他の.NET Framework言語と相互運用できるという特徴をもつ.

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  • CRID
    1050574047078813184
  • NII論文ID
    170000086226
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00105110/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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