Reverse VMRPCによるゲストOSの操作
抄録
本論文はホスト型仮想計算機モニタ(Virtual Machine Monitor, VMM)において,ホストOSからゲストOSを操作するためのRemote Procedure Call (RPC)を提案する.このRPCをReverse VMRPCと呼ぶ.Reverse VMRPCの特徴は,ネットワークを用いない点,またカーネル空間で実行される手続きを呼び出すことができるという点である.Reverse VMRPCは本研究室で開発されたVirtual Machine Remote Procedure Call (VMRPC)という技術をベースにして設計および実装が行われている.またReverse VMRPCの実装はOSに依存しない.VMRPCを提案手法の実装に用いるにあたっては,ホストOSからゲストOSへの処理の遷移について課題がある.本研究ではこの課題をVM Long Polling (VMLP)を用いることによって解決する.提案手法はゲストOSとしてLinuxおよびFreeBSDで動作している.そして,Reverse VMRPCを用いてゲストのメモリの情報を取得したり,ファイルシステムのキャッシュを解放するといった操作が可能となっている.
収録刊行物
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- コンピュータシステム・シンポジウム論文集
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コンピュータシステム・シンポジウム論文集 2016 60-71, 2016-11-21
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047089685760
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- NII論文ID
- 170000173868
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00176012/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN