基地局における通信負荷とCINRを考慮したハンドオーバ方式
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説明
移動端末のシームレスな通信を実現するため,Kuang-Hui-Chiらは,高速なハンドオーバ処理方式を提案している.この方式では,移動端末が基地局から定期的に送られてくる信号のCINR (Carrier to Interference and Noise Ratio)を測定し,これをあらかじめ設定した閾値と比較することで,ハンドオーバするかどうかを決定する.しかし,基地局の負荷状況を考慮していないため,通信負荷の低い基地局から高い基地局に早期に切り替えたり,逆に,通信負荷の高い基地局から低い基地局になかなか切り替えないことで,移動端末の通信速度の低下を招く問題があった.そこで本論文では,CINRに加えて,基地局の通信負荷を考慮するハンドオーバ方式を提案し,移動端末の通信速度の向上を目指す.そして,シミュレーション実験により,本提案方式の有効性を示す.
収録刊行物
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- 第77回全国大会講演論文集
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第77回全国大会講演論文集 2015 (1), 339-340, 2015-03-17
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047090855168
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- NII論文ID
- 170000165167
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles