Hyper-OSによるOSのデバッグ環境の研究

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  • A Debugging Environment for Operating System on a Hayper-OS

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OSなどのシステム・プログラムは、信頼性が要求されることから、開発において、デバッグとテストに多大な労力を必要とする。特にOSは、ハードウェアの資源管理を行うことから、非同期処理に対するデバッグや再現性のあるテストを行うのが困難である。従来のOSのデバッグは、デバッグ対象ごとにデバッグツールを用意したり、アドホックな手法で行なわれることが多い。これに対して、メインフレームでは、汎用大型計算機上で、VM370に代表される仮想マシンを用いてデバッグを行う手法が開発された。近年、パーソナルコンピュータやワークステーションが普及し、これらの計算機上で、複数のOSが開発されることも珍しくない。このようなシステムのデバッグでは、OSデバッグのためのツールや手法を、可能な限り共有できることが望ましい。本稿では、パーソナルコンピュータ、ワークステーションにおける、OSのデバッグ環境を構築することを目的とした、OSデバッガの開発について報告する。

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