電力融通市場における自動取引エージェント

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抄録

近年,エネルギー生成の際の排出CO2 を代表とする環境問題,また電力不足などの問題によりスマートグリッドという次世代型電力網の技術が注目されている.本研究では,スマートグリッドを想定し,ネットワーク上で再生可能エネルギーを各家庭が取引する人工市場の形成を目的とした.その際,家庭間の取引は,電力網の混雑を避けるため近傍のみと行うものとした.小規模の市場が形成され,市場価格の決定が困難であるため,取引にはオークションを用いた.電力価格が需要反応(TOU)を持つ場合,各家庭の発電した再生可能エネルギーの取引はpeek-time 時に盛んに行われるということがわかった.

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