人間同士による繰り返し型囚人のジレンマゲームの実施と結果
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Human-generated Strategies in the Iterated Prisoner’s Dilemma Game
説明
本研究では,シミュレーション上で実施されることの多い繰り返し囚人のジレンマゲームを人間のプレイヤ同士で行わせ,各エージェントの戦略を,実際の人間プレイヤ同士にプログラムさせることで,ゲーム上でのエージェントの戦略の変化を調べる.これにより,実際の人間同士の集団ゲームにおいて,人間がどのように戦略を変化させていくか分析した.本研究では Axelrod の初回の大会の条件を元に,囚人のジレンマゲームの条件を設定し,大学の授業の課題として,授業参加者 72 人の人間を対象とし,25 日間の実験を行った.その結果,Axerlod の初回の大会や,シミュレーションの結果と異なり,上位のものほど記述が複雑化する傾向が発見された.また複数のプレイヤ同士が協力する「主人−奴隷戦略」,上記の戦術に対する寄生戦略,自身の勝利を目指さず,他プレイヤを追い落とす戦略など,一見すると合理的でない,様々な戦略が確認された.
収録刊行物
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- ゲームプログラミングワークショップ2007論文集
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ゲームプログラミングワークショップ2007論文集 2007 (12), 188-194, 2007-11-09
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047096846080
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- NII論文ID
- 170000080325
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles