明るい日本の復活に貢献するコンシューマ向けサービス、技術の展望

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タイトル別名
  • 統一テーマセッション-コンシューマ・デバイス&システム-

抄録

2010年代になり、コンシューマ向けデバイスおよびサービスは大きな変革期を迎えている。先ず、携帯電話業界では、従来のフィーチャーフォンからスマートフォンへの大きな流れがあり、携帯電話各社及び携帯電話メーカは、スマートフォンへの対応が緊急の課題となっている。また、iPADに代表されるタブレット型デバイスが大きな注目を集め、ユーザにも幅広く受入れられるようになりつつある。コンシューマ向けサービスでは、Facebook、Twitterに代表されるソーシャルメディアが急速に普及しつつあり、単なるコミュニケーションツールを超えて、中東の民主化、東日本大震災などではマスメディアを補完する大きな役割を果たし、また、企業のマーケティングツールとしても幅広く利用が進んでいる。書籍の電子化も大きな注目を集め、アマゾンでは既に電子書籍の販売が、印刷された書籍の販売を上回ったことを発表している。しかしながら、残念なことに、これらの従来は日本が得意とされてきたコンシューマ向け分野において、アップル、グーグルなどに主導権を握られ、日本のIT業界は世界的に見て大きな力を発揮出来ていないのが現状である。 本講演では、上記のコンシューマ向けデバイスおよびサービスの最近の動向について述べた後、再度、日本が主導権を取り戻すために取るべき戦略などについて議論したい。 最後に、このような背景のもとに、学会の活性化及び産業界との連携強化に向けて本年4月に新設された、コンシューマ・デバイス&サービス(CDS)研究会及びトランザクションの設立趣旨、研究分野、活動方針などについて紹介する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050574047097228800
  • NII論文ID
    170000068774
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00079846/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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