量子アルゴリズムHHLによる一次方程式の解の推定精度
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抄録
量子アルゴリズムによる連立一次方程式の解法であるHHL(Harrow-Hassidim-Lloyd)による解の推定精度の調査を行う。科学技術計算の幅広い分野に現れる連立一次方程式解法には高速、高精度の両方が要求される。HHLアルゴリズムは従来のアルゴリズムより指数関数的に高速に解くことが期待されており、一方で、精度に対する十分な数値実験がされているとは言えない。ここでは特に、行列の条件数、トロッター分解による離散化、HHLアルゴリズムのキーアイデアである量子位相推定に使用する量子ビット数、の解精度に及ぼす影響を小規模な問題に限って、PythonライブラリQiskitでの数値実験を行い、その結果を報告する。
収録刊行物
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- 第83回全国大会講演論文集
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第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 295-296, 2021-03-04
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047104489856
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- NII論文ID
- 170000187301
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00214647/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles