観測とUnityでつくるシミュレータから学ぶ「月の運動」プログラミング教育教材の開発
説明
本研究では,小学校高学年の理科「月の運動」をプログラミングを通して学習するための教育法と教材の試作を行った.提案する教育プロセスでは,学習者はまず月を観測し,次に3Dモデリング/プログラミングソフトウェア「Unity」を用いて月の天体運動をシミュレートするプログラムを学習者自らが開発し,最後にそのシミュレーション結果を観測によって検証する.本教育プロセスを支援する教材を開発し,予備実験として文科系大学生7名を対象に実験を行い,学習後の半構造化インタビューによる評価を行った.その結果,約90分間でUnityを用いて月の方角と満ち欠けを予測できるシミュレータを完成させることができ,実世界の観測・検証とプログラミング活動が有機的に繋がり,「月の運動」について楽しく,深い学びができる感触が得られた.
収録刊行物
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- 情報教育シンポジウム論文集
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情報教育シンポジウム論文集 2019 293-298, 2019-08-10
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047106068096
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- NII論文ID
- 170000180283
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles