スマートフォンセンサを用いた自転車一時不停止検知法と実験評価
説明
近年,自転車利用の広がりとともに,自転車関連事故の増加が問題となっている.特に若年層における重大事故の増加が懸念される.本稿では,自転車利用者の交通ルール認知の不足,ひいては交通安全教育の機会不足を自転車事故の原因として重要視し,スマートフォンを用いた,家庭での自転車交通安全運転教育の補助を行うシステムを提案する.自転車事故における違反割合,事故発生地点割合から,一時不停止を自転車の危険運転として定義し,基礎研究として,スマートフォンセンサを用いて一時不停止を検知するアプリケーションを試作,評価する.スマートフォンに搭載されている GPS および加速度,地磁気センサと,事前に収集した一時停止標識位置情報を組み合わせて検知を行う.一時停止標識位置情報の収集には,Google Street View Image API を利用した手法を提案する.実際にアプリケーションをインストールしたスマートフォンを自転車に取り付けて走行実験をおこない,提案方式による一時不停止検知の正確性を評価する.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集
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マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集 2018 581-588, 2018-06-27
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047106218624
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- NII論文ID
- 170000178899
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles