未参照バッファ数に着目した入出力バッファ分割法におけるWebサーバ応答時間の評価
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抄録
利用者が優先したい処理の実行処理時間を短縮する方式として,ディレクトリ優先方式を提案した.ディレクトリ優先方式は,入出力バッファを優先領域とその他の領域に分割し,指定したディレクトリ下のファイルを優先的にキャッシュする.しかし,優先的にキャッシュするファイルが入出力バッファを圧迫し,それらのファイル以外のファイルのキャッシュヒット率が低下することにより,計算機全体の性能低下を招いてしまう問題がある.そこで,一定期間内に参照されていないバッファ数に着目し,入出力バッファを分割する方式を提案した.提案方式では,優先的にキャッシュされたファイルをキャッシュする領域の下限と減少量を設定することで,優先ファイルのキャッシュヒット率を低下しすぎないようにする.本稿では,提案方式について,Webサーバを使用した評価結果を報告する.
収録刊行物
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- 第79回全国大会講演論文集
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第79回全国大会講演論文集 2017 (1), 171-172, 2017-03-16
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047106886144
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- NII論文ID
- 170000174336
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00180493/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles