水耕栽培用液肥管理システムの開発

抄録

本稿では,小型水耕栽培に液肥濃度の自動管理システムを実装するため,オペアンプ発振回路を用いた濃度センサモジュールの開発と,エアポンプによる追肥装置の試作を行い,その性能評価を行った.液肥濃度 EC によって変化する電気伝導率を発振回路の周波数として測定し,それに水温もパラメータに加えた三次元曲面を求めることで,EC=0.25~3.5 mS/cm,水温 8~40℃という広い範囲で 8.4%以下という高い精度を実現した.また追肥装置では,エアポンプの個体差,原液濃度,揚高,駆動時間などのパラメータを変化させた評価実験により,液肥濃度を設定した値に±2.5%の精度で調整可能であることを明らかにした.

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  • CRID
    1050574047122863872
  • NII論文ID
    170000181354
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00202264/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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