マイクロ波を用いた洗濯物の含水率の推定
説明
近年女性の社会進出やライフスタイルが大きく変化してきている.日常の洗濯について着目してみると,天候などに左右されない部屋干しはそれに左右される屋外干しと比べると楽であると考えられ増えてきている.しかし何の配慮もなしに部屋干しを行うと結露や菌の繁殖の原因となる.これらの原因は洗濯物を取り込むタイミングであると考えられる.そのため本研究では洗濯物の乾燥時間の推定のための第一段階として洗濯物の含水量について実験を行った.提案手法ではマイクロ波を洗濯物に透過させ,機械学習を行うことにより,洗濯物の含水量の推定を行う.含水量の推定手法はいくつか存在するが,提案手法では洗濯物に非接触でありリアルタイム計測が可能であるマイクロ波を用いた含水量の推定を行う.予備実験としてタオル一枚で推定を行ったところ,平均平方二乗誤差は 8.65 となり 9g 程度の誤差で推定できた.このことよりマイクロ波を用いた衣類の含水量推定は可能であると考え,5 つの衣類に対して推定を行ったところ,平均で 5.4 となり 6g 以内の誤差で回帰できた.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集
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マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集 2018 356-361, 2018-06-27
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047123216640
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- NII論文ID
- 170000178865
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00193393/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles