既存メソッドの再利用・加工による自動プログラミング
抄録
ソースコードを自動的に生成する,自動プログラミングと呼ばれる技術は古くから研究されている.自動プログラミングとは,断片的な情報からプログラムを自動で生成する技術である.自動プログラミングにおいて課題となるのは,開発者の意図を断片的な情報としてどのように表現するか,である.しかし既存手法には,用途が限定的である,開発者の意図の表現があいまいすぎる,などの課題が多く残っている.本論文では,自動生成の対象を Java メソッドに限定し,Java メソッドの仕様からソースコードを自動生成することを試みる.仕様は,シグネチャ情報 (引数の型と返り値の型,メソッド名) および入出力情報 (引数の値と返り値の組の集合) である.提案手法では,シグネチャ情報を用いて既存の Java ソースコードを探索し,生成する Java メソッドの基となりうるコードを発見する.そして,入出力情報を満たすようにコードを加工する.提案手法を評価するために,オープンソースに存在するメソッドに対して本手法を適用し,37 個のメソッドを自動生成することに成功した.
収録刊行物
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- ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2018論文集
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ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2018論文集 2018 54-63, 2018-08-29
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574047123292928
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- NII論文ID
- 170000178204
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00190975/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles