パインアップル副産物の利用に関する研究(第2報) ブロメリンの硫安及び有機溶媒による分別について

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パインアップル果肉汁,茎汁及び葉汁中に含まれるブロメリンについて硫安分別塩析及び有機溶媒分別沈澱を検討し次の結果を得た。1)果肉汁,茎汁及び葉汁中のブロメリンはそれぞれ0.1~0.3,0.2~0.5及び0.2~0.5硫安飽和度で塩析された。2)果肉汁,茎汁及び葉汁中のブロメリンはそれぞれアセトン濃度80~90,30~80%及び70~90%で分別沈澱し,各汁液共80%以下のアセトン濃度ですべてのブロメリン蛋白質は沈殿した。3)果肉汁及び茎汁中のブロメリンはそれぞれアルコール濃度40~80%及び80~90%で分別沈澱し,両汁液共80%以下のアルコール濃度ですべてのブロメリン蛋白質は沈殿した。

論文

収録刊行物

  • 沖縄農業

    沖縄農業 4 (2), 22-28, 1965-12

    沖縄農業研究会

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