[論文]「人」をまるごと見る全人的医療 --がんになってもその人らしい生き方を--

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抄録

本稿は、筆者が医師としてがん患者さんと接する日々を通じて感じたことや日頃考えている医療への取り組み方について論じたものである。初めて参加した2021年の臨床教育人間学講義では、異職種の外部講師の方々の新鮮な講演や学生の皆さんとの深い対話から学んだことがいくつもあり、自身にとってこれ以上ない有意義な機会であった。担当した講義の中で触れた「がんサバイバーシップ」および「全人的医療」について述べていきたい。「がん」について、日常生活で自分から話題にすることはほとんどないであろう。本稿を通じて、一人ひとりが「がん」や「全人的医療」に関して考える機会になれば幸いである。

特集II : 超学際的対話に向けて

本稿は、2021年6月に京都大学で開講された「教育人間学概論」において講演した際の内容および、京都大学大学院教育学研究科教授・齋藤直子氏および受講者との講義後の感想文・ディスカッションに着想を得ている。

収録刊行物

  • 臨床教育人間学

    臨床教育人間学 16 101-104, 2022-07-25

    京都大学大学院教育学研究科臨床教育学コース

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050574490537107712
  • NII書誌ID
    AA1159104X
  • HANDLE
    2433/275743
  • ISSN
    13447866
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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