岡山県育成のモモ新品種‘岡山PEH8号(白露(R))’の食べ頃の判断基準の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of the criteria for judging the optimal time to eat in peach ‘Okayama PEH8go (Hakuro)’
  • 岡山県育成のモモ新品種'岡山PEH8号(白露)'の食べ頃の判断基準の検討
  • オカヤマケン イクセイ ノ モモ シン ヒンシュ'オカヤマ PEH8ゴウ(ハクロ)'ノ タベゴロ ノ ハンダン キジュン ノ ケントウ

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説明

岡山県育成のモモ新品種‘白露’は多汁で柔らかい肉質が特長であるが,収穫後の果皮色の変化が非常に小さいため,市場関係者や消費者から食べ頃についての明確な基準が求められている。そこで,一般消費者でも非破壊で判断できる食べ頃の基準について検討した。本品種の食べ頃は収穫3日後以降で,果実硬度が1kgf程度に達した時点であることが明らかとなり,同時点で果梗部付近を嗅ぐと甘いモモ特有の香りが感じられた。食べ頃とされる収穫3日後には,モモ特有の甘い香りである「γ-Decalactone」,バナナ様な香りである「4-Hexen-1-ol,acetate」,発酵を想起させる「Octanoic acid,ethyl ester」などに代表される香気成分が検出された。これらの結果から,‘白露’の食べ頃は,果梗部付近からのモモ特有の甘い香りの有無により判定可能であると考えられた。

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