2018年のリシケタイラギの種苗生産

書誌事項

タイトル別名
  • Seedling production of pen shell Atrina lischkeana in 2018

抄録

2018年5月23日~7月29日(68日間)に連結式飼育水槽を用いて,リシケタイラギの種苗生産を実施した。飼育水温は21.9-27.0℃であった。3つの密度(1.5,2.0,2.5個体/mL)でトロコファ幼生を収容し,1日当たり0.2-3.5万細胞/mLの微細藻類(Chaetoceros calctrans, C. gracilis, Isochrysis sp.)を給餌した。初期に減耗が大きかったが,数千個体の死亡した着底直前の幼生も,57-62日目に観察された。幼生は14日目に150μm以上に成長し,28日目に稚貝が確認された。着底稚貝数は計22,100個体となった。成長率は低密度区で高く,高密度区で低くなったことから,高密度区では餌がやや不足していたものと推察された。

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