岡山県西部海域で垂下養殖されたサルボウの成長と生残

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タイトル別名
  • Growth and survival of the ark shell Scapharca kagoshimensis hung and settled culture in the Okayama Prefectural western sea, Japan
  • オカヤマケン セイブ カイイキ デ スイカ ヨウショク サレタ サルボウ ノ セイチョウ ト セイザン

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抄録

1.2019年7月から12月にかけて岡山県浅口市寄島町地先の漁場にて環境調査およびサルボウの垂下養殖試験を行った。2.環境調査の結果から,水温および餌料環境がサルボウの斃死に影響した可能性は低いと考えられた。3.試験終了時の生残率は,パールネット区が40.2%,丸篭区が28.2%,コンテナ区が4.3%の順であった。4.平均殻長および全重量についてはコンテナ区が最も大きく成長し,次いでパールネット区,丸篭区の順であった。5.作業性や成長および生残の面から,当海域ではパールネットによる養殖が妥当と考えられたが,改善の余地があり,今後,養殖業としての総合評価を行う必要がある。

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