水槽中層に給餌皿を設置する,ウナギ仔魚飼育における新たな給餌手法

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タイトル別名
  • Development of feeding procedure for Japanese eel larvae using equipment independent of the tank body
  • スイソウ チュウソウ ニ キュウジザラ オ セッチ スル,ウナギシギョ シイク ニ オケル アラタ ナ キュウジ シュホウ

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抄録

ニホンウナギの種苗生産技術開発の障害の一つは給餌法である。懸濁態飼料を水槽の底面で給餌するという現在用いられている方法では,水槽の形状は水流の円滑さと給餌の効率を両立させる必要があり,このため水槽の形状は断面か円形もしくは下半分が半円形に限られていた。また水槽の一部を給餌場として利用するため,給餌場の汚染等への対応策も限定されていた。本研究では,水槽中層に給餌場を設置する方法を開発した。この方式を用いて,ニホンウナギ仔魚を40日齢から成長・変態させて稚魚を得ることに成功した。この成果によって,ニホンウナギ仔魚の飼育において水槽本体の形状と独立に給餌場の形状を検討することが可能となった。

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