胸高帯の低下に及ぼす斜面位置と個体サイズの影響 : スギ若齢過密人工林での事例

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タイトル別名
  • The effect of slope position and individual tree size on the decrease in the height of breast-height point : Case study of young overcrowded plantations of Japanese cedar (Cryptomeria japonica D. Don)
  • ムナダカタイ ノ テイカ ニ オヨボス シャメン イチ ト コタイ サイズ ノ エイキョウ : スギ ジャクレイ カミツ ジンコウリン デ ノ ジレイ

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抄録

本研究の目的は,標準地設定から22年が経過したスギ若齢過密人工林を対象に,胸高帯の低下に及ぼす斜面位置や個体サイズの影響を明らかにすることである。胸高帯の低下量は斜面位置が高い標準地ほど高くなった。斜面位置の違いは平均傾斜度の違いを強く反映していると考えられる。平坦な林分では,最大レベルの幹材積を持つ一部の立木について,沈み込みによる胸高帯の低下に留意する必要がある。しかし,平均傾斜度17度以上の傾斜地においては,幹材積の大小に関係なく,根元埋没による胸高帯の低下に留意する必要があるだろう。

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