物流倉庫におけるソーラー式BLEビーコンとPDRを用いたハイブリッド測位
説明
物流倉庫では,電子商取引の需要の拡大に伴い業務量が増加し,労働力不足が問題となっている.作業員の位置情報を活用することで,生産性の向上が期待できる.本研究では,ソーラー式 Bluetooth Low Energy(BLE)ビーコンと Pedestrian Dead Reckoning(PDR)を用いた統合的な測位手法を提案する.ソーラー式 BLE ビーコンは電源が不要であるため導入が容易でメンテナンスフリーである.しかし,それらのアドバタイズ間隔は照度に依存し不安定である.加えて,倉庫には棚や商品などの遮蔽物が多く存在し,それらは信号の減衰や干渉,パケットロスを引き起こす.そこで,頑健性と精度を向上させるためパーティクルフィルタ,マップマッチング,深層学習による歩行速度推定を適用する.倉庫に 114 個のビーコンを導入してデータを収集した.測位手法の精度を評価したところ,提案手法はベースライン手法と比較して高精度であることを確認した.
収録刊行物
-
- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集
-
マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 842-851, 2022-07-06
情報処理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050574721420815872
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- conference paper
-
- データソース種別
-
- IRDB