通信トラヒック分析による複数のIoTデバイスにおける機能推定手法の評価
説明
近年,一般家庭にも IoT デバイスが普及し,リモコンや照明,ドアロック,コンセントなど様々な機能を持つ IoT デバイスが販売され,様々な場面で活用されている.現在の IoT デバイスは動作がブラックボックスであり,IoT デバイスがユーザの意図しない通信を行っていた場合に気づく術がない.そこで,我々は IoT デバイスがどのような通信を行っているかを検知し,それをもとに適切な通信のみ許可することができるアクセス制御の機能と IoT デバイスがどのような通信を行っているか可視化することでユーザが IoT デバイスの動作状況を理解することを可能にする機能を持つシステム (IoT 活動量計) の実現を目指している.その実現のため,本研究では,IoT デバイスの通信トラヒックを分析し,どの機能が使われているかを推定する手法を提案し,4 種別の IoT デバイス各 2 機種ずつの計 8 機種の 8 種類の機能の通信トラヒックを収集し,分類を行った.その結果,デバイスの機種と実行した機能の組み合わせの 16 通りで分類した場合,88% の精度で機能を推定できることを確認した.また,実行した機能のみの 8 通りで分類した場合,69% の精度で機能を推定できることを確認した.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集
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マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 655-661, 2022-07-06
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574721420817536
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00219559/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB