完全準同型暗号を用いた秘匿データマイニングにおける低レイテンシSSDの検討
抄録
本研究では,高性能 SSD を活用することで完全準同型暗号アプリケーション実行時における演算時間の課題に対する取り組みについて論じる.完全準同型暗号を用いると暗号文同士の演算が可能となるため,個人情報を含むビッグデータの演算をクラウドに委託して実行する際のデータ漏洩リスクを低減できる.しかし実行には膨大なメインメモリを必要とし,処理時間がかかる. そのためストレージの観点からこの課題に取り組むことが一つの有効な手段であると考えられる.本研究ではストレージ IO が比較的多い秘匿データマイニングアプリケーションについて低レイテンシ SSD を用いた性能評価を行う.今回行う実験では,完全準同型暗号アプリケーションを実行する際に使用する帯域幅と swap 領域に用いる記憶装置の関係に注目する.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集
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マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 719-725, 2022-07-06
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574721420880128
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00219568/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB