被告人が、妻Bの実子で被告人と養子縁組をしていた当時八歳の被害児童Aに対し、鉄製の鎖を腰部に巻き付け南京錠を掛けてその身体を柱につなぎ、Aの身体の自由を拘束したという逮捕監禁被告事件において、客観的な拘束の条件などを考慮して、Aの承諾の真意性を否定した事例

抄録

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本稿は、義父である被告人が被害児童の身体の自由を拘束したという逮捕監禁被告事件につき、当該裁判例において争われた「真意性」に関して、先例との関連において検討を加えるものである。

収録刊行物

  • 法学新報

    法学新報 124 (7-8), 201-217, 2017-12-20

    法学新報編集委員会

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